noborunbaのブログ

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メルセデスE320(W211) 試乗記

 

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個人的には過去、190E(W201/1988年式)、300E(W124/1989年式)の二台を乗り継いだ以来、現在のボルボ(850GLE/1994年式)に乗り換えてしまった為、そもそもヤナセへ行くこともなくなり、メルセデスベンツを運転する機会が全くなかったのだが(正確には初代Aクラスが発売された時に、ちょっとだけ知り合いに借りたことはあったが)、たまたま今回、2004年式E320アバンギャルド(W211)を親しい知人から試乗させてもらう機会に恵まれた。
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【最初に所有したメルセデス190E】
今回試乗したメルセデスベンツE320アバンギャルドは、いわゆるベース車のE320に比べ、内装が本革シート、木目パネルがブラック仕様となるなど、クルマ好きならちょっとくすぐられる、ワンランク上のモデル。
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【リアビューも美しいメルセデスE320】
走り出して直ぐに感じたのは、まずブレーキの効き方にちょっと違和感が。あとで調べて分かったのだが、このモデルからメルセデスベンツのブレーキは、それまで100%油圧式だったものが、基本的に電気制御された油圧ブレーキシステムへ、システム自体が大幅に変更されていた(実はこれが本当に故障が多いらしい。リコール対象にもなり、後期型はかなりリファインされている)。ただ、一度走り出してしまえば、走行速度に比例する様に強力な、あのメルセデス特有のバチッとした鋭いブレーキの効き方はまだまだ健在であった。
またエンジンは、3.2L SOHC V6 224PS/32.1Kg・mと、必要にして充分過ぎるパワーとトルク。
ちょっと前のスポーツライクなクルマより、よっぽど速い。アクセルを踏み込むと、ドイツ車特有のやや重めで、深みのあるアクセルタッチで、"ドッドッドドドー"と言う感じで、その重厚なボディの重みをものともしないパワーで走り出した(ちなみに、燃費は知人曰く約8km/L[ハイオク]くらいとのこと)。
それでいて車内は非常に静かで、ドライブしながらのクラッシック曲の鑑賞には最高だ。
今流行りの低燃費の為に車重を無闇に軽くし過ぎていないから、ドアの開閉は"ドスッ"と、なんとも男前な響きからも、その鉄板の厚さをヒシヒシと感じることができる。だから、走行も非常に安心感漂う走りで、またサスペンションも決して硬すぎず(硬いというよりか安定している)、それでいてスピードが乗れば地に吸い付くような抜群の直進性は、他のクルマでは正直、形容し難い。
今回、久しぶりにEクラスを試乗して感じたのは、やはりメルセデスベンツは本当にいい。ただ、自分も過去にそうだったが、その良さを維持するにはそれ相応の費用と、定期的なメンテナンス、マイナーな故障修理に伴う整備ドック入れと年間何度もある代車生活(笑)に、果たして耐え続けられるか⁈と言うことに尽きるかもしれない。それでも多くのファンがいるのは、やっぱりメルセデスがいいクルマだからだ。
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【二台目に所有したメルセデス300E】
最後に、日頃から家内には言っているのだが、将来子どもたちが巣立ったら、いつかまたメルセデスに乗させて欲しいと(ただし、ボルボ850は手放さないのが条件だが)。だから、パパはそれまではもう少し頑張ります。笑