ある日気が付いたら、エルジン腕時計のいわゆるデイトナタイプのクロノグラフの秒針が、ケースの中で外れてしまっていました。
仕方ないので、急遽、ケース開封の儀を執り行うことと致しました。
まずは、ベルトバンドの適当な場所を外します。
裏蓋は専用工具が必要ですが、今やネットで簡単に入手出来ます。裏蓋をサクサク外していきます。
無事、裏蓋が外れました。
ケース内にあるムーブメントのガイドを、ピンセットで慎重に外します。
次に竜頭を外す為、押しどりというボタンがありますので、ここを押しながらゆっくり竜頭を外します。よく見ると親切に「push」と書いてありますね。
ちなみに、エルジンはアメリカ🇺🇸の老舗時計メーカーですが、ムーブメントは安心のメイドインジャパンのSEIKO製です。
無事、竜頭が外れました。これでケースからムーブメントを取り外す事ができます。
ムーブメント単体になりました。慎重にクロノグラフの秒針を元の場所に取り付け直しました。
ケースを開封したついでに、防水用のシールゴムをオイルで保護します。写真のような塗布器もネットで普通に買えます。一家にひとつどうですか?笑
ケースにムーブメント、ガイド、そしてシールゴムをセットし、再び裏蓋を閉めます。
無事、クロノグラフの秒針が元通りになりました。これでまた安心して使えますね😊
皆さんの腕時計修理のご参考になれば嬉しいです!