noborunbaのブログ

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孤独のグルメ 〜シーズン15' 新潟編〜

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今日は約一年振りの新潟出張。東京から新幹線でダイレクトに来ると、約2時間。さすが、第64、65代内閣総理大臣を務めた田中角栄先生の御膝元だけあって都会です。
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またここ数年、新潟市内の中心地はメディアシップビルなど、新しい建物やホテルが建ち並び、ますますきれいな街並みに変わりました。ちなみにですが、このメディアシップビルの形、何かに似ていませんか?
実はこのビルは、昔、新潟港まで日本海を行き来していた北前船の帆をモチーフに、緩やかなカーブを描いたデザインになっており、夜間には両端部に取り付けられたLEDによる「ライトセイル(光の帆布)」と呼ばれるライトアップも。また施設のシンボルマークにも帆を張る北前船と、日本海と信濃川の水面を模したデザインが用いられています。
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さて、ちょっと話が脱線しましたが、話は今回の本題へ。新潟には年に数回程の出張ですが、時間があれば必ず寄りたいのが、あの漫画クッキングパパにも取り上げられた、新潟を代表するかつ丼店「とんかつ太郎」。
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表通りから一本裏通りにあり、初めての場合は探しにくいかもしれないが、一度、来てしまえば、すぐに覚えられる所にあります。
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店に入ると、カウンター席が15席ほどの小さなお店だが、昼飯時にはいつも満席になる人気店。新潟タレかつ丼の元祖とのことだ。
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メニューはいくつかあるのだが、オススメは一番人気のかつ丼(5枚入り)@1,050円となめこ汁@160円をセットでチョイス。
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ここでびっくりするのが、なんと新潟のかつ丼は卵でとじていないのだ。どちらかというと、ソースかつ丼に近いのだが、醤油ベースの甘辛ソースに揚げたてのカツを潜らせ、炊き立ての白米に乗せただけの、実にシンプルなかつ丼なのだ。
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なんでも戦後間もない頃、こちらの店主が物資の乏しい中、ようやく手に入れた貴重な豚肉を薄く伸ばし、当時同様に貴重であった白米に揚げたてのカツを乗せて、新潟市内のバラックで提供したのが、この新潟タレかつ丼のはじまりとのこと。
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しかし、その見た目のシンプルさとは裏腹に、一口食べるとそのサクサクな食感とまた甘辛いソースがなんとも旨いのだ。食感は以前、ドイツで食べたことがあるシューニッツェル(豚肉の薄切りカツレツ)にもよく似てる。
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こうして、新潟出張の密かな楽しみを堪能して、また明日の商談に備えるのだ。笑 
【とんかつ太郎 HP↓】